私はコロナ禍の時に妊婦だった。
コロナが妊婦にどんな影響を与えるかわからなかったので、妊婦だった私はなるべく出社しないように、リモート上司から言われた。
吐き悪阻があり、途中下車してまで吐いたことがあるので本当にありがたかった。
リモートしている時は、なるべく健康的なものを食べようと自炊した。
自炊といっても惣菜などは買わず、納豆ご飯であるとか昨晩の残りものとか適当に済ませていた。
それでも、出社の時は起きるのもお弁当を作ることもしんどかったので出社の時だけ、コンビニで買ってから出社していた。
週1や週2の話だ。体に悪いかなと思いつつ、好きな菓子パンやおにぎり、お菓子を買うことが気分転換になり
出社しても、好きなものを食べることで自分の機嫌もよかった。
出社した日、いつものようにコンビニのご飯を食べていた。
その時、隣の席の同僚からLINEが来た。
「コンビニ弁当ばかり食べていると赤ちゃんがアレルギーになりますよ」の一言と一緒に、添加物が与える胎児への影響についての記事を共有してきた。
本当に腹がたった。たまには好きなもの食べていいじゃん。週5で惣菜は買わないように、添加物は取らないように工夫してるのに。
でも、メッセージを送ってきた彼女はそのことを知らないし、何なら健康に気を遣ってグルテンフリーとか何やかんや体に気を遣っている自称健康オタクだ。
腹が立ちすぎて涙が出そうで、何も言い返すことがなくて、言い返しても金切り声をあげそうで。
グッと堪えてラインのメッセージを削除した。
感情が落ち着いてから、メッセージありがとうございました。気をつけますとだけいった。
妊娠中で一番といっても過言ではないくらい嫌な思い出だ。
その後、私はその彼女を含め3人で食事にいったことがある。
相変わらずグルテンフリーのお店がいいといってお店を決めてくれたが、そのお店が不定休でたまたま閉まっていた。
仕方がなく空いているパスタ屋さんに入った。お花見で賑わっているエリアでそこしか入れなかった。
そしたら、彼女が店員さんに「私グルテンフリーしてるんですが、食べれる料理ありますか?」と
店内がシーンと氷ついた。そして選べるものが高いステーキしかなかった。
彼女も食べたくない様子だったし、私ともう一人の友人は張り詰めた空気に耐えられなくなりすぐにすみませんといってお店を後にした。
結局、どこも入ることができなくてモスバーガーを食べた。彼女はライスバーガーを食べてた。
私は彼女に対して人生楽しいのかと問いたかった。でも余計なお世話だ。
私だけではなく、他人にもそんな感じかと安心した。