
【フルリモ】未経験エンジニアがフルリモの会社に就職した感想~家庭編〜

私がフルリモの会社を選んだ理由
「エンジニアになれる!しかも憧れのフルリモート!」
Wantedly経由でいただいた唯一の内定。それが、私のエンジニアキャリアの始まりでした。当時は、理想の働き方を手に入れたと舞い上がっていましたが、現実はそんなに甘くありません。
待っていたのは、未経験者にとってあまりにも過酷な「フルリモートの地獄」。
この記事では、軽い気持ちでフルリモートの世界に飛び込み、何度も心が折れそうになった私が、子育てと両立しながらどうやってその「地獄」を乗り越えてきたのか、そのリアルな奮闘記をお届けします。
子育て中のフルリモート勤務の魅力とは
フルリモート勤務は、子育てと仕事を両立したいママ・パパにとって理想的な働き方です。その魅力を以下にまとめました。
1. 通勤時間ゼロで家族との時間が増える
通勤がない分、朝も夕方も子供とゆっくり過ごすことができます。仕事前に子供の世話をしたり、一緒に朝食を楽しむ余裕が生まれます。
私の場合は、フレックス制でもあったので、出勤時間を好きに決めることができたので、早めに出勤した日は夫にこどもたちを送っていってもらい、帰りは私が早めにお迎えにいくなど子供達の負担を減らせるように努力もしていました。
2. 家事と育児を効率よくこなせる
お昼休憩の時間を使って、夕飯の下ごしらえや洗濯物を畳むなどの家事が可能です。さらに、ルンバを起動するなど、簡単に家を整えることができるので、家が散らかりにくくなります。
3. 急な子供の対応にも柔軟に対応
子供が急に体調を崩したり、お迎えが必要になった場合でも、フルリモートならすぐに対応可能です。家にいる安心感が大きいと感じます。
就職前に不安だったこととその解決方法
未経験の私に仕事が務まるのか?
一番の不安でした。最初は簡単なバグ修正から始まりましたが、コードの場所を特定するのが難しく、誰に聞けばいいのかもわからず苦労しました。それでも、相手の状況を気にせず思い切って質問することで、なんとか期限内に仕事を進められました。
それでもいまだに、「こんな簡単な質問をしてもいいのか?」と迷うことがあります。過去には、質問の終わり際に「他に質問はありますか?」ではなく、「じゃあもういいですか?」と言われて傷ついたこともありました。
それでも、空き時間があればコードの構造を理解したりキャッチアップにつとめると少しづつ場所を特定するスピードが速くなった気がします。
リモート環境でチームに溶け込めるのか?
出社と比べて、リモートではチームに馴染むのに圧倒的に時間がかかります。むしろ「溶け込むのは難しい」と思ったほうが良いかもしれません。リモートでは雑談が少なく、人となりがわからないため、冗談を言っても大丈夫な相手か判断が難しいのです。
雑談好きな私にとって、相手の顔を見て話ができない、チームに馴染めない状況は大きなストレスでした。
家事・育児との両立は可能なのか?
フルリモート勤務は家事や育児との両立がしやすい働き方ですが、仕事とプライベートの境界が曖昧になり、常に働いているような感覚に陥りやすい面もあります。
1. 境界線を意識した工夫が必要
家が仕事場になるため、休む時間を意識して作ることが大切です。昼休憩に散歩をしたり、ストレッチをしたり、気分転換の時間を設けることでメリハリをつけると良いでしょう。
2. エンジニア職ならではの課題
エンジニアはキャッチアップが欠かせない職業です。そのため、平日の隙間時間や休日に学習を続ける必要があり、負担を感じることも少なくありません。自分に合ったペースで学び続ける工夫が必要だと感じています。
育児とエンジニアとしての成長を両立するコツ
1. タイムマネジメント術 ~家事を徹底的に時短~
家事をなるべく減らすことが、育児とキャリアの両立には欠かせません。私が実践している時短家電と工夫はこちらです
・洗濯乾燥機、ルンバ、ホットクックをフル活用。
・毎週末に1週間分の作り置きを準備。日曜日は大変ですが、平日が圧倒的に楽になります。温めるだけの食事で時間と体力を節約できます。
これにより、平日は育児や学習に集中する時間を確保しています。
2. 家族の協力で実現する「やりたいこと」
家族のサポートも大きな助けになります。
・夫の協力: 毎週末1時間、カフェで勉強やブログ執筆に集中する時間をもらっています。この時間を活用してプログラミング学習や自己成長に取り組んでいます。
・夫のフルフレックス勤務: 夫がフルフレックス制度の会社に勤務しているため、9時間勤務を柔軟にこなしながら、子供たちのお迎えや遊び時間を調整してくれます。たまに、子供達のお迎えの前にジムにいったりランニングにいったり自分の時間を過ごしている時もあります。
お互いが「やりたいこと」を尊重し合い、限られた時間を有効活用することで、育児と自己実現の両立を実現しています。
この記事のまとめ
未経験からエンジニアに挑戦し、子育てをしながらフルリモート勤務を選択した私の経験から感じたことをお伝えしました。
フルリモート勤務には、育児や家事との両立がしやすいという大きな魅力があります。一方で、仕事とプライベートの境界が曖昧になりがちな点や、リモート環境ならではの孤独感といった課題もあります。しかし、家族の協力や時短家電の活用、限られた時間を有効に使う工夫によって、その課題を乗り越えられると実感しました。
エンジニアとして成長を続けるためには、学習を継続する意識や、自分に合ったペースでの取り組みが重要です。また、フルリモート勤務でも積極的にコミュニケーションを取ることで、孤独感や不安を少しずつ克服できます。
フルリモートは、工夫次第で「天国」にもなり得る働き方です。しかし、そこに至るまでには、孤独や不安といった「地獄」のような側面も確かに存在します。
もし今、あなたが同じような状況で「もう無理かもしれない」と感じているなら、伝えたいです。その孤独は、あなただけが感じているものではありません。
時短を徹底し、周りを巻き込み、そして何よりも自分自身で学ぶ努力を続ければ、必ず道は拓けます。育児とキャリアの両立は、決して諦める必要のない目標です。
同じように未経験から挑戦を考えている方や、子育て中でキャリアに悩む方に、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
