
【子連れ旅】1歳と4歳を連れて上高地へ行ってきました

なぜ子連れで「上高地」へ?
夫がずっと「上高地に行ってみたい」と言っていたのがきっかけです。(人気の宿は予約が難しく、夫が3月頃に予約をしてくれていました。)
また、子供たちが暑いのがとても苦手で、夏は家の中で過ごす時間が多くなってしまうため、涼しい場所で思いっきり体を動かしてほしいという思いもありました。
住んでいる場所から車で5時間程度かかるので、子供たちの体力が持つか、天気はどうか、そして何より楽しんでくれるかと不安もありましたが、結果的に行って本当によかったと思っています。4歳の長女は、今でも「また上高地行きたい!」と言ってくれています。

上高地旅行の計画と準備
上高地は、基本的に大人がハイキングを楽しむ場所ということもあり、滞在中の子連れはほとんど見かけませんでした。そのため、子供用品は現地では手に入らないと考え、しっかり準備していくことがとても重要です。
アクセス方法について
上高地はマイカー規制のため、沢渡駐車場に車を停め、そこからタクシーで向かいました。
タクシーを使用した理由は私たちは第2駐車場にとめてバスターミナルまであるくと400mありこどもとスーツケースを持って行くのは大変と判断したのでタクシーにしました。
大きな荷物はベビーカーとスーツケースでしたが両方タクシーの運転手さんが荷積みしてくださいました。
上高地での停車場所は決まっていてホテルの前までは送ってもらうことができません。なので帝国ホテルで降りてそこから歩いてホテルまで向かいました。(約5分)
【帰り道のポイント】
後から知ったのですが、事前にフロントへお願いしておくと、ホテル前までタクシーを呼んでもらえるそうです。私たちはその情報を知らず、予約だけしてもらってまた帝国ホテル近くの乗り場まで歩きました。帰りの荷物が多い方は、ぜひ事前にホテルへ確認してみてください!
ホテルを選んだ理由
数ある素敵な宿の中から私たちが「上高地温泉ホテル」を選んだ理由は、子連れにとって嬉しいこの2点でした。
- 源泉かけ流しの温泉があること(家族風呂も!)
- 周りを気にせず食事を楽しめる「部屋食」が選べること
ホテルの中には家族風呂や足湯、売店もあり、日帰りのハイキング客も立ち寄る、賑わいのある素敵なホテルでした。
これだけは必須!子連れ上高地の持ち物リスト
おむつ・お尻拭きは必須
上高地にはスーパーやドラッグストアはもちろんありません。ベビー用品も全く販売していないので、おむつやおしりふきは必須です。念のため、おしりふきは新品を1パック、おむつは滞在日数分より多めに持っていきました。(我が家の場合、1日7枚計算×3日分=21枚に、さらに手持ちとして2〜3枚プラスしました。)
着替え
大人は滞在日数分と、寒暖差に対応できる羽織ものを。子供は滞在日数+1日分と羽織ものを持っていくと安心です。
パジャマについて
ホテルには長女(4歳)の浴衣は準備されていましたが、次女(1歳)の分はありませんでした。パジャマを持って行っていなかったので、翌日着る予定だった服を着せて寝かせ、その服のまま翌日過ごすことに。長女も浴衣だとすぐにはだけてしまうのを嫌がり、結局同じように翌日の服をパジャマ代わりにして寝ていました。 3歳以下の子供を連れて行く場合は、パジャマは必須だと感じました。事前にホテルに確認することをおすすめします。
温泉について
夜は家族風呂を借りて、みんなで一緒に入りました。子供たちが寝た後に、大人は交代でさっと大浴場へ。家族みんなで大きなお風呂に入る機会はなかなかないので、これも子供たちはとても楽しそうでした。
こどもの食べ物・飲み物について
食事(夕食)
4歳の長女には子供用の夕食を準備してくれましたが、1歳の次女は大人用の大皿から取り分けるスタイルでした。(子供用の食器は貸していただけました。)
私が宿泊したホテルはアラカルトで追加注文もできたので、足りなければおにぎりを注文するのも良いと思います。
今回は取り分けで十分でした。 また、宿泊したホテルは部屋食も選べたので、そちらを選択。子供が騒いでも周りの目を気にすることなく、ゆっくり食事を楽しめて本当によかったです。

▲4歳児用の夕食。内容は大人とほぼ同じで豪華です。食事(昼食)
昼食は、宿泊したホテルで前日のうちにお弁当を予約注文し、景色の良いベンチに座って食べました。ピクニック気分でとても楽しかったです。 河童橋周辺のカフェやレストランでも食事はできますが、週末は特に混雑し、早い時間に品切れになっているお店も見かけました。「昼食難民」を避けるためにも、早めの時間に行動するか、私たちのようにホテルでお弁当を予約しておくのが確実です。
おやつ
売店で販売しているのは、お土産用のお菓子やカップラーメンが中心です。子供が普段食べているようなおやつは、事前に購入して持っていくことを強くおすすめします。カフェも基本的に行列ができているので、待ち時間に食べられるようなものがあると便利です。
飲み物
子供用の水筒を持参し、毎日きれいに洗ってからお水を入れていました。衛生面が気になる方は、食器用洗剤やスポンジを持っていくと良いでしょう。 我が家の子はお水が好きですが、苦手なお子さんの場合はお茶のパックやペットボトルのお茶を持参すると安心です。ちなみに麦茶は売店でも販売していました。
その他: 虫除け、日焼け止め、ビニール袋など、あると便利なアイテム
- 日焼け止め、標高が高く涼しいですが、日差しは想像以上に強いです。
- ビニール袋: 上高地には基本的にゴミ箱がありません。自分たちで出たゴミをまとめるために必ず持っていきましょう。
- タオル: 綺麗な川に足をつけて遊ぶこともあるので、何枚かあると重宝します。

▲川は浅瀬なので、小さな子供でも安心して遊べました。
子連れ上高地での過ごし方
ベビーカーでの散策コースと注意点
私たちが宿泊したのは「上高地温泉ホテル」です。そこを起点に、4歳の長女が休憩や寄り道をしながら無理なく歩ける範囲は、およそ4km程度でした。(途中、抱っこしたり、姉妹でベビーカーを交代したりしました。) もしベビーカーがなければ、行動範囲はもっと狭くなっていたと思います。抱っこ紐をメインで使えば、大人の体力次第でもっと広範囲へ行けるかもしれません。
散策ルート
宿泊ホテルを起点にホテル→カッパ橋→ホテルを一周しました。
次女はベビーカーに揺られ心地良さそうに昼寝もしていました。(道がガタガタしているのですぐに起きてしまいましたが、、、)
【散策路の状況】
舗装されていない砂利道が多く、ベビーカーを押しにくい箇所も。特に河童橋から明神池方面は、ベビーカーを持ち上げる場面もありました。使い慣れた、タフなベビーカーで行くことをおすすめします。

散策路はこのような砂利道が中心。ベビーカーは進めますが、揺れは大きいです。

一部舗装された道もありますが、路肩は砂利でベビーカーには厳しい場所も。

▲河童橋自体はバリアフリーのしっかりした橋なので、ベビーカーや車椅子でもスムーズに渡ることができました。
大人もしっかりハイキングしたい場合は?
これは日常生活と同じですが、夫婦で話し合い、交代で一人の時間を作るのが現実的だと思いました。
例えば、早朝にパパが単独でハイキングへ行き、その間ママと子供たちはホテル周りでゆっくり過ごす。午後は交代でママが散策へ、という形です。そうすれば、明神池や大正池まで足を延ばすことも可能だと思います。
子守りをしている間も、温泉に入ったり、川の近くで遊んだりすれば十分時間は楽しめます。
星がとってもきれい
夜、温泉から部屋へ帰る途中、ふと空を見上げると、そこには息をのむような満天の星が広がっていました。流れ星もいくつか見ることができ、街中では決して味わえない美しさにただただ感動。子供たちは疲れて寝ていましたが、ベランダからでも眺められるので、大人だけで静かに星空観賞するのも最高の贅沢です。

▲20時頃にiPhoneで撮影。これだけでも綺麗ですが、深夜はさらに圧巻の星空が広がります。
大変だけど行ってよかった!
子供を連れての長距離ドライブや、整備されていない道の散策など、大変な場面は確かにありました。しかし、雄大な自然の中で思いっきり体を動かす子供たちの姿を見て、本当に連れてきてよかったと感じています。
「大きくなったら、みんなで本格的なハイキングに再挑戦しようね」という、家族の新しい目標もできました。

