
【体験談】育休中にリスキリングしてエンジニア転職|未経験からフルリモートへ

「育休中に何か新しいことに挑戦したいけど、何から始めればいいの?」「リスキリングって本当に未経験からエンジニアになれるの?」そんな疑問や不安を抱えていませんか? 私も同じでした。
出勤が必要な職種だったため正社員としての復帰は諦めていましたが、育休中にリスキリングを決意し、半年間でWebエンジニアに必要なスキルを習得しました。その結果、未経験から念願のフルリモートワークを実現。収入も大幅にアップし、今では自分の手でWebアプリを開発する楽しさを実感しています。
この記事では、育児中でも可能なリスキリング講座の選び方、実際の1日のスケジュール、転職の体験談までリアルにご紹介します。
そもそも第四次産業革命スキル習得講座認定制度ってなに?
「第四次産業革命スキル習得講座認定制度」は、IT・データを中心とした将来の成長が強く見込まれ、雇用創出に貢献する分野において、社会人が高度な専門性を身に付けてキャリアアップを図る、専門的・実践的な教育訓練講座を経済産業大臣が認定する制度です。
参考サイト:経済産業省WEBサイト
育休中に選んだリスキリング講座の選び方
私のリスキリングの講座選びの軸は4点ありました。
オンラインであること
育休中のリスキリングには、時間や場所の制約を受けないオンライン形式が絶対条件でした。
面談など話す機会が多いこと
長女出産時に孤独を感じた経験から、外界の人と話す機会が多い講座を選ぶことで、モチベーション維持や気分転換になると考えました。
自分が身につけたい技術が身につけられること
プログラミング、特にWebアプリケーション作成に興味があったため、ポートフォリオとしてWebアプリが作成できるカリキュラムを探しました。
補助金が受けられること
受講費用の負担を軽減するため、補助金制度が利用できる講座であることを絶対条件としました。
補助金が受けられる第四次産業革命スキル習得講座はこちら
私が選んだ講座
私は半年間の講座でReact、TypeScript、Next.jsが学べるWebエンジニアコースを選択しました。経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」に対応した講座で、受講料の最大80%が補助されました。
実践的スキルが身につく!リスキリング学習内容
HTML&CSSから始まりReact、Firebase、git、GitHub、SQLやチーム開発やWebアプリ開発を学びました。オンラインスクールだったので、リモートワークと同じような環境で学ぶ事ができ、Slackの使用方法やペアプロなど今思えばより実践的な内容のカリキュラムでした。
育児と両立!リスキリング中の1日リアルスケジュール
次女が生後1ヶ月、長女が3歳の時からリスキリングをスタート
7:30 起床
8:30 保育園へ出発
9:30 帰宅(帰宅時に買い物などを済ませる)
10:00-15:30 学習したり家事をしたり、次女と遊んだり
15:30-16:30 夕食の準備
17:00 長女お迎え
18:00 ご飯食べる
21:00 子供ねかしつけ
寝かしつけのあとは大体2回ほど授乳のために起きていました。
限られた時間の中での学習は想像以上に大変でしたが、早朝や子供の昼寝時間を最大限活用したり、時には深夜の授乳で覚醒した時に勉強するなど、自分なりの工夫を凝らしました。
学習or自由の時間はこどもと遊んだり家事をしたり、、、次女は結構まとまって寝るタイプだったので、学習時間もまとまって取れることが多かったです。最低でも2時間は確保できるよう工夫していました。
子供が思うように寝てくれなかったりすると深夜の1回目ミルク起床まで勉強することもありました。
面談の時間が気分転換に
私が受講した講座では毎週金曜日のメンタリングの時間に合わせて子供を寝かせるよう工夫し、大体12:00~14:00頃に学習時間にあてていました。子供が寝てくれない日は、一緒に面談を受けることもありました。
面談では、学習の進捗確認や不明点の相談を中心に、時には育児の話などちょっとした雑談も。孤独になりがちな育休期間中、誰かと話せる時間がとても励みになりました。

足元にバウンサーを置き、足でゆらゆらさせながら面談したり膝に抱っこしてなんとか乗り越えていました。
未経験からエンジニア転職成功!ポートフォリオ活用とスカウト体験談
カリキュラムではToDoリストやオリジナルアプリの作成をおこないそれをポートフォリオとして使用しWantedlyで転職活動を行いました。数社応募し、1社からWantedly経由でスカウトをもらい面接をして内定頂きました。※私の場合はたまたま運も良く、スカウトをいただいてスムーズに転職できましたが、これは一例として参考にしてみてください。
私の場合、育休を取得している会社には復帰せず転職する所存だったので次女の面倒をみながら転職活動が一番大変でした。子育てに理解のある会社を中心に応募したり、面接の時間は寝てもらえるように全力で次女の面倒を見たりして必死でした、、、
育児しながら、フルタイムで働いて思う事
未経験からのスタートは、想像以上に大変でした。常に新しいことをキャッチアップしなければならず、学習時間を確保するのも一苦労。子供の体調不良による急な欠勤も多く、思うように進まないこともしばしばです。
「私はエンジニアとして成長できているのか?」と自問自答する日もありました。それでも、やりたい仕事に就けたことに後悔はありません。通勤時間を削ることで子供と過ごす時間が増え、収入も上がり、家族により良い経験を提供できるようになった今、「あのとき頑張って本当に良かった」と心から思います。
まとめ:育休はリスキリングのチャンス!
育休中のリスキリングは大変なこともありますが、自分の未来に投資できる貴重な時間です。実際に私は半年間の講座でスキルを身につけ、フルリモート勤務が可能になりました。「やってみたい」と思ったら、まずは行動してみましょう。未来の自分がきっと感謝するはずです。
