
家族でアメリカ赴任VISA面接:戸籍謄本英訳フォーマット付き

夫の海外赴任が決まり、家族でアメリカに引っ越すことになりました。アメリカ大使館へ行ったので記録したいと思います。
DS-160作成は夫が、面接予約は会社が手続きをしてくれました。私が実際に作成・使用し、会社を通さずに済ませられた戸籍謄本(全部事項証明)の英訳フォーマット(Googleドキュメント形式)を共有します。これから準備される方の不安を少しでも解消し、貴重な時間の節約にお役立ていただければ幸いです。
※ドキュメントは一番最後に添付してあります
雨の日の子連れ面接:大使館到着から行列体験
朝9時に会社が予約してくれていたので、その時間に合わせて家族で大使館へ。当日はあいにくの雨。子供たちを連れての移動は想像以上に大変で、残念ながら大使館周辺の写真を撮る余裕は全くありませんでした。
15分前にはアメリカ大使館に到着しました。到着時にはすでにVISA面接の長蛇の列がありました。最後尾に雨のなか20分並び、大使館に入る前、予約の確認と予約人数分のパスポートIDを確認し手荷物検査へ。
パスポートの顔写真ページ(多くの場合2ページ目)を開いて提示すると、確認がスムーズに進みます。
まずはセキュリティチェック
手荷物検査は、空港の手荷物検査をイメージしていただけたらいいと思います。電子機器は外し、手荷物は空港でよくみるカゴへ入れて、金属探知機を通過してからやっと面接までのフローにはいります。
手荷物検査後に、やっと大使館の中に入ることができます。大使館内へのベビーカーの持ち込みは禁止されており、入口で預ける(または外に置く)必要があります。面接が終わるまで抱っこになるため、特に小さなお子さん連れの場合は、抱っこ紐を持参することを強くおすすめします。
我が家は1歳の子供を抱っこ紐なしで連れて行きましたが、長い待ち時間じっとしているのが難しく、歩き回ろうとしてしまい、かなり大変でした。
VISA面接までの3ステップ:書類確認・指紋採取・面接
- 書類パスポートの確認
- 指紋の確認
- 面接
これら一連の手続きにかかった時間は、約1時間でした。
書類・パスポート確認
最初のステップは、提出書類の確認とパスポートの提出です。ここでは15分ほど並びましたが、実際の確認作業は数分で完了しました。
指紋採取(大人対象)
次に、大人のみ指紋の採取がありました。窓口の方の指示に従い、左右の手の指紋を登録します。こちらも数分程度でスムーズに終わりました。
緊張の面接!聞かれた質問と夫の日本語回答
いよいよ最後の面接です。我が家の場合、面接官とのやり取りは主に夫が担当し、私は一言も発言しませんでした。夫は日本語で回答していましたが、周りには英語でハキハキと受け答えしている方もいて、少し驚きました。
面接官によっては日本語が通じるので、英語に自信がない場合でも、無理せず日本語で正直に回答するのが良いと感じました。
聞かれた質問は
- 職業はなんですか?
- アメリカには何年滞在よていですか?
- いつから渡米する予定ですか?
質問はこの3点のみで、面接自体はあっという間に終了。無事にVISA面接を終えることができました!実際の手続き時間よりも、待ち時間の方が長かった印象で、大使館を出たのはちょうど10時頃でした。
驚いたことに、VISA取得のために念入りに準備した多くの書類は、パスポート以外は提出を求められることなく、確認のみで全て持ち帰ることになりました。
あんなに頑張って準備したのに!と一瞬拍子抜けしましたが、何も問題なくスムーズに終わったので、結果的には本当に良かったです。
【共有】私が作成した戸籍謄本の英訳フォーマット
なぜ自分でしようと思ったか
英語以外の書類は英訳が必要であるが、英訳の公証は必要がないからとのことで夫から依頼されたので経験としてやってみることに。
英語以外の書類にはすべて英訳を添付してください。両言語に精通している方であればどなたが翻訳しても結構です。
最後に必ず訳者が署名をしてください。なお、英訳に公証の必要はありません。
参考ページ:移民ビザチェックリスト
より多くの人に活用して欲しい
Webサイトを色々調べると、フォーマットは特になさそうなので日本の戸籍謄本をそのまま英訳しました。もし面接で戸籍謄本について聞かれた時に、日本のフォーマットを踏襲していた方がすんなり回答と思ったからです。(実際はそんな場面はありませんでした)
また、共有されているフォーマットはエクセルやPDFが多くてダウンロードしても編集に手こずることが多かったので誰でも編集できるグーグルドキュメントで共有したいとおもったからです。
【フォーマット共有】自分でできる!戸籍謄本(全部事項証明)の英訳テンプレート
フォーマット作成にあたってのこだわり
- 日本の戸籍謄本のレイアウトを踏襲していること
- グーグルで編集できること
- フォント
この2つには気をつけました
日本の戸籍謄本のレイアウトを踏襲していること
日本の戸籍謄本のレイアウトを踏襲することで、謄本について何か質問があったらすぐに照らし合わせて答えられると考えたからです。
グーグルで編集できること
フォーマットをいろいろ調べましたが、エクセルやPDF、、、でワードやエクセルのソフトが入っていない私のPCからすると編集できないものばかりだったのでなるべく誰でもDLして編集できるものがいいと思い一から作成することにしました。
フォント
アメリカの公式な書類や学術論文などでは、伝統的に「Times New Roman」が標準的なフォントとして広く使われてきました。読みやすさやフォーマルな印象を与えるため、長年にわたり推奨されてきた経緯があります。
ただ、私が作成した当時は「Times New Roman」はGoogleドキュメントには出てこなかったので、フォントが似ている「Cambria」にしています。現在はGoogleドキュメントでも『その他のフォント』から『Times New Roman』を追加して利用可能です。より公式な書類に近いフォントを希望される場合は、お好みで変更してください。
テンプレートはこちら
以下のリンクからGoogleドキュメントのテンプレートをコピーしてご利用ください。
- 編集が必要な箇所は赤字にしてダミーデータを入力しています
- 最後のサイン欄は印刷後、手書きでサインお願いします
- もしうまく編集できない場合はこちらからお問い合わせおねがいします。
- 両親+子2人の家族構成のテンプレートとなっています。
- 構成が異なる場合は、行を削除したり、コピーして追加したりして調整してください
最後に
これから準備される皆さん、頑張ってください!もしご不明な点や、記事に関するご質問があれば、お気軽にコメントください。こちらから受け付けております。今後の励みにもなりますのでぜひお願いいたします。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!!
